PayPayは、キャッシュレス決済の一種であり、多くの方に利用されています。
PayPay株式会社の発表によると、PayPayの登録者数は2022年1月19日時点で4,500万人を突破しました。※出典:PayPay株式会社 プレリリース(1月21日)
PayPayアプリからは、さまざまな保険に加入できるミニアプリ「PayPayほけん」を利用できます。
PayPay保険では、車を借りたときの事故に備えられる保険や、日常的な自転車事故に備えられる保険に加入できます。
では、PayPayで加入できる自動車保険にはどのような特徴があるのでしょうか。
今回は、PayPayの自転車保険の特徴や加入方法について解説します。
PayPayの自転車保険の補償内容とサービス
PayPayの自転車保険は、以下の通り最低限の補償が得られる「基本プラン」と、ケガに対する補償が手厚い「安心プラン」から選べます。
基本プラン | 安心プラン | |
死亡・後遺傷害保険金 | 100万円 | 100万円 |
入院保険金日額 | × | 3,000円 |
通院保険金日額 | × | 1,500円 |
賠償責任 | 1億円 | 1億円 |
またPayPayの自転車保険は、ケガに対する補償の対象となる人の範囲について「1名のみ(本人のみ)」と「家族全員」を選択できます。
毎月支払う保険料は、以下の通り補償プランとケガの補償の対象となる人の範囲と補償プランによって決まります。
基本プラン | 安心プラン | |
1名のみ | 月額140円 | 月額140円 |
家族全員 | 月額200円 | 月額370円 |
※上記は2022年3月時点の金額です
なお賠償責任については、どちらを選んでも家族全員が補償の対象です。
また、自転車を運転中の事故だけでなく「お店の商品を壊した」「散歩中のペットが通行人に噛みついてケガをさせた」など、日常生活におけるさまざまな賠償リスクを補償します。
PayPayの自転車保険には、補償やサービスの内容において以下3点のメリットがあります。
- 1億円までの賠償責任を補償
- 安心プランではケガの通院も補償
- 損保ジャパンの示談交渉サービス付き
それぞれみていきましょう。
メリット1.賠償責任は1億円まで補償
PayPayの自転車保険は、すべてのプランに1億円の賠償責任補償が付いています。
また、補償の対象を本人のみにしても、賠償責任については家族全員が補償の対象です。
過去には、自転車事故によって相手に後遺障害が残ったことで、加害者に1億円近くの支払いが命じられたケースもあります。※出典:一般社団法人日本損害保険協会
PayPayの自転車保険に加入することで、自転車事故による高額な損害賠償に家族全員が備えられます。
メリット2.安心プランではケガの通院も補償
PayPayの自転車保険では、安心プランに加入するとケガを治療するための入院をしたとき、1日につき3,000円の保険金が支払われます。
またケガを治療するために通院をしたときの保険金は、1日につき1,500円です。
例えば、自転車の運転中に転倒して足の骨を折り、5日間の入院をしたあと、6日にわたって通院したとしましょう。
PayPayの自転車保険(安心プラン)に加入していると、以下の保険金が支払われます。
- 入院保険金:3,000円×5日=15,000円
- 通院保険金:1,500円×6日=9,000円
- 合計:15,000円+9,000円=24,000円
自転車保険の中には、手厚いプランを選んだとしても、ケガの通院を補償しないものもあります。
自転車事故による賠償責任だけでなく、ケガでの入院や通院に備えられるのはPayPayの自転車保険の強みといえるでしょう。
メリット3.損保ジャパンの示談交渉サービス付き
PayPayの自転車保険には、損保ジャパンの「示談交渉サービス」がセットされています。
示談交渉とは、簡単にいえば事故の解決に向けた話合いのことです。
自転車事故が発生したときは、相手と自分それぞれの落ち度や損害賠償額などを決めるために、事故の当事者同士で示談交渉が行われます。
事故の内容や状況によっては、示談交渉の期間が長引くことがあります。
自分自身だけで相手側と示談交渉をしようとすると、手間や時間がかかり大きな負担となるかもしれません。
PayPayの自転車保険に加入していれば、損保ジャパンの専門スタッフが示談交渉を代行してくれるため、事故発生時の負担を軽減できるでしょう。
PayPayの自転車保険の特徴
ここまで読んでいただき、PayPayの自転車保険に加入すると、高額な損害賠償やケガをしたときの入院・通院などに備えられることが、お分かりいただけたのではないでしょうか。
他にもPayPayの自転車保険には、電子マネーアプリであるPayPayを生かしたさまざまな特徴があります。
その特徴とは下記の3つ。
- PayPay残高で保険料を支払える
- PayPayボーナスが貯まる
- PayPay内で簡単に加入手続きができる
それぞれ見ていきましょう。
特徴1.PayPay残高で保険料を支払える
PayPay残高は、お買い物などで利用できる電子マネーです。
店舗やPayPayモールなどでお買い物をしたときの決済に利用できるだけでなく、出金して現金化したり、他の人にPayPay残高を送ったりすることもできます。
PayPayの自転車保険は、PayPay残高で保険料を支払います。
毎月26日になると、保険料に相当する金額がPayPay残高から差し引かれる仕組みです。
一般的な自転車保険とは異なり、加入時に保険料を支払うための銀行口座やクレジットカードなどを改めて登録する必要はありません。
特徴2.PayPayボーナスが貯まる
PayPayボーナスとは、特典やキャンペーンなどで進呈された残高です。
PayPayの自転車保険の保険料をPayPay残高で支払うと、決済額の1%に相当するPayPayボーナスを獲得できます。
例えば、月額370円の保険料を支払うと、その1%である3円のPayPayボーナスが付与されます。
ポイントではなく、お買い物で利用できるお金が戻ってくる点が特徴的です。
ただしPayPayボーナスは、出金や送金、わりかん機能では使えない点に注意が必要です。
特徴3.PayPay内で簡単に加入手続きができる
PayPayの自転車保険は、スマホアプリのPayPayから最短1分で加入できます。
「明日自転車で長距離を移動することになった」「自転車保険に加入するのをうっかり忘れていた」などの理由で急いで加入したいとき、PayPayの自転車保険であればスピーディに手続きできます。
また、加入者証がWeb上で発行される点も特徴です。
勤務先や学校から自転車保険の加入を証明する書類の提出を求められたときは、web上の加入者証を印刷することですぐに対応できます。
PayPayの自転車保険に加入する方法
PayPayの自転車保険に加入するときは、PayPayアプリ内にある自転車保険のアイコンをタップします。
その後、加入タイプ(1名のみまたは家族全員)と補償プラン(基本プランまたは安心プラン)を選択し、加入手続きに進みましょう。
加入手続きに進むと告知をする画面に移り、PayPayの自転車保険とすでに加入している保険や共済などを合算した保険金額が以下を超えていないか確認されます。
- 死亡・後遺傷害保険金額:5,000万円
- 入院保険金日額:15,000円
- 通院保険金日額:10,000円
その後、加入者の氏名や生年月日などの情報を入力し、プランや保険料、重要事項説明書などを確認し、申し込み内容に同意すると加入手続きは完了です。
PayPayの自転車保険の注意点
手頃な保険料で備えられるPayPayの自転車保険ですが、加入を検討するときに知っておくべき注意点はあるのでしょうか。
PayPayの自転車保険の注意点は、
- 手術保険金がない
- PayPayの自転車保険に加入できないケースがある
の2点です。
下記の通り解説します。
注意点1.手術保険金がない
手術保険金は、ケガを治療するための手術を受けたときに支払われる保険金です。
例えば、自転車で転倒したときに負った骨折を治療するために手術を受けたとき、20,000円や50,000円などまとまった金額の保険金を支払ってもらえます。
PayPayの自転車保険に加入しても、ケガで手術を受けたときにまとまった保険金は支払われません。
手術の費用については、支払われた入院保険金や通院保険金、または貯蓄でカバーすることになるでしょう。
注意点2.PayPayの自転車保険に加入できないケースがある
死亡・後遺傷害保険金額や入院保険金日額、通院保険金日額が、PayPayの自転車保険とすでに加入している保険を合わせて一定の金額を超えると加入できません。
例えば、加入中の保険とPayPayの自転車保険を合わせて、入院保険金額が日額15,000円を超えると、PayPayの自転車保険には加入できないのです。
PayPayの自転車保険への加入を検討するときは、契約している保険の補償内容を確認しましょう。
PayPayの自転車保険が向いている人
PayPayの自転車保険が向いている人の例は、次の通りです。
- 日頃からPayPayを利用する人
- すでにケガの入院や通院に備えられる保険に加入している人
一つずつみていきましょう。
日頃からPayPayを利用する人
PayPayの自転車保険は、PayPay残高から保険料を支払うだけでなく、決済額に応じたPayPayボーナスも付与してもらえます。
日頃からPayPayを利用しており、定期的にPayPay残高にチャージをしていれば保険料を払い忘れる心配はないでしょう。
また保険料の支払いによって獲得したPayPayボーナスは、ショッピングなどで利用できるため、家計に余裕をもたせやすくなります。
すでにケガの入院や通院に備えられる保険に加入している人
PayPayの自転車保険は、基本プランを選ぶことで、事故による賠償責任とケガでの死亡・後遺障害のみに備えられます。
すでに傷害保険や医療保険などに加入しており、ケガをしたときの入院や通院に備えられている方は、PayPayの自転車保険の基本プランに加入するのも選択肢の一つです。
まとめ
PayPayの自転車保険は、事故による高額な損害賠償やケガでの入院など、自転車を運転するときのリスクに手頃な保険料負担で備えられます。
また、安心プランを選べばケガによる通院も補償されます。
自転車事故によるケガを治療するために通院が必要になったとしても、保険金で治療費をカバーできるでしょう。
毎月の保険料は、PayPay残高で支払う仕組みであり、決済額に応じたPayPayボーナスが付与されます。
PayPayを使う頻度が多い人や手ごろな保険料で自転車事故に備えたい方は、PayPayの自転車保険を検討してみてはいかがでしょうか。
※本ページは2022年2月1日時点の情報を元に作成されています。
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