「これから子供を送って仕事行かなきゃいけないのに、電動アシスト自転車の鍵がない!」
「買い物が終わって帰ろうと思ったら、電動アシスト自転車の鍵が見当たらない……」
小さい子供を連れて外にいる時に電動アシスト自転車が使えないと、とても困りますよね。
電動アシスト自転車の鍵を無くすと焦ってしまいますが、対処方法や電動アシスト自転車の鍵をなくさない工夫を知っておくと安心です。
この記事では「電動アシスト自転車の鍵をなくした場合、どうしたらいいのか分からない」方のために、鍵を無くした時の対処方法を紹介します。
自転車の鍵の紛失防止方法も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
電動アシスト自転車の鍵を無くした時の対処方法5つ
電動アシスト自転車の鍵をなくした時の対処方法は大きく分けて5つあります。
おすすめの対処方法を詳しく説明していきます。
対処法1.自転車の鍵をなくす直前の行動範囲を探してみる
まず落ち着いて、電動アシスト自転車の鍵をなくす直前の行動を思い出してみましょう。
子供の送迎や買物の場合、園や習いごと先、スーパーなど移動範囲が限られているので、探
してみると案外見つかるかもしれません。
また、保育園やスーパーなどの施設内に届けられている可能性もあるので、落とし物が届けられていないかどうかを問い合わせてみましょう。
他にも「来た道を戻ってみたら道路に落ちていた」「別の洋服・ズボンの中、テーブルの上に置きっぱなし」というケースもあります。最後にカギを使い終わった後のことを、冷静に振り返ってみることをおすすめします。
対処法2.手持ちのスペアキーで鍵を開ける
電動アシスト自転車を購入した時に「スペアキー」も一緒にもらいます。
鍵をなくしても、スペアキーがあれば開けることができます。
ひとまず電動アシスト自転車はそのままにして帰宅し、スペアキーを持ってきて開錠しましょう。
自転車の鍵が見つかれば再度スペアキーは保管し、もし見つからなければ新たにスペアキーを注文して保管しておくと安心です。
対処法3.電動アシスト自転車を買った販売店や近くの販売店に連絡する
購入した電動アシスト自転車販売店や、自転車の鍵を無くした場所から近い自転車販売店に問い合わせてみましょう。
出張してくれる自転車販売店(出張費用あり)や、電動アシスト自転車を持ち込めば対応可能な自転車販売店など、お店によって対応が違います。
特に電動アシスト自転車の場合、鍵がない状態で後輪を浮かせて運ぶのは車体が重く、とても大変です。
そのため、出張可能な自転車販売店か、台車を貸出してくれるなどの対応がないと難しいでしょう。
自転車販売店で対応できることは、
- スペアキーを発行する
- 後輪ロックを壊して新しいものをつける(電動アシスト自転車の場合は高額になりがち)
の2つです。
それぞれの対応について見ていきましょう。
スペアキーを発行する
自転車販売店を通じてメーカーにスペアキーを注文します。
スペアキーを注文するのに必要なものは
- キーナンバー(鍵本体に記されている番号)
- 保証書
です。
鍵を紛失しても、キーナンバーさえ分かればスペアキーの注文ができます。
保証書にキーナンバーが印字されている電動アシスト自転車も、キーナンバーが分かるので注文可能です。
また電動アシスト自転車を購入した販売店であれば購入履歴が残っており、製造番号やキーナンバーが分かるかもしれません。
保証書がなくてもあきらめず、購入店に一度問い合わせてみましょう。
なお、スペアキーは1本1,000円前後の価格ですが、到着するのに1週間ほどかかる所が多く、届くまで電動アシスト自転車は使えないので少し不便です。
スペアキーが届くまで自転車を貸し出してくれる自転車販売店もあるので、聞いてみるのもおすすめです。
また、もともとスペアキーの販売をしていない電動アシスト自転車や、年式が古いとスペアキーの取り扱いがない場合もあるので注意が必要です。
参考:Panasonic|よくあるご質問 キーを紛失しました。スペアキーは注文できますか? より
後輪ロックを壊して新しいものをつける
普通の自転車であれば、後輪ロックやチェーンロックなどを壊して新しいものをつければ自転車に乗ることができます。
しかし電動アシスト自転車の場合、後輪のロックとバッテリーのロックは共通の鍵を使っているので、後輪だけでなくバッテリーロックの交換も必要になってしまいます。
保証書がなくてキーナンバーも分からず、購入履歴も確認できない場合は、後輪ロックとバッテリーロックの両方とも交換して新しい鍵を発行します。
交換費は2万円前後となり、スペアキーを注文するのと比較すると、かなり高額です。
対処法4.交番に行って鍵部分の切断をしてもらう
交番では、希望すれば電動アシスト自転車の鍵部分の切断をしてくれます。
切断の際には、防犯登録をしていることや、身分証の提示が必要です。
ただし出張はしてくれないので、電動アシスト自転車を交番まで運ばなくてはなりません。切断後は自転車販売店へ行き、鍵の付け替えをします。
対処法5.鍵の業者に依頼する
鍵の業者に依頼する方法もあります。
出張対応可で、連絡後30分以内など比較的すぐ対処してくれます。
利用の際には身分証、防犯登録書面の提示が必要です。
価格は5,000円~数万円と幅があり、怪しい業者もあるのでしっかりした業者を選んだり、費用や評価を事前に確認したりするなど注意が必要です。
電動アシスト自転車の鍵を自分で壊すのはおすすめしない
ネット上では、自転車の鍵の壊し方の方法がたくさん紹介されていますが、自転車の鍵を自分で壊すのはおすすめしません。
その理由は下記の通りです。
理由1:労力や手間がかかる
自転車の鍵を壊すには、切断する道具と強い力が必要な上、道具を調達する手間や時間がかかります。
その上、道端で鍵の切断をしているところを見られると、怪しまれる可能性もあるでしょう。
また、鍵を壊した後に新しく電動アシスト自転車の鍵を用意する必要があるので、最初から自転車販売店で鍵を壊してから新しい鍵をつけたほうが楽です。
理由2:後輪とバッテリーのロックをまるごと交換することに
先述しましたが、電動アシスト自転車の場合は後輪ロックとバッテリーロックは共通の鍵を使っています。
後輪ロックを切断すると、バッテリーロックの交換も必要になってしまい、2万円ほど費用がかかります。
一方で、スペアキーは1本1,000円ほどで作成できるので、スペアキーの作成が可能ならば、作成し直した方がよいでしょう。
電動アシスト自転車の鍵をなくしても困らないための対処方法4つ
電動アシスト自転車の鍵をなくしても困らないための対処方法を4つ紹介します。
対処法1.自転車のスペアキーは決めた場所に保管する
スペアキーを無くして持っていない場合は、新しく作って保管しておくことをおすすめします。
いつも使っている鍵の他に2本あると安心です。
また、電動アシスト自転車購入時にもらう保証書と一緒に保管するなど、保管場所はしっかり覚えておきましょう。
対処法2.自転車の鍵をいつも決めた場所で管理する
自転車の鍵は小さく紛失しやすいので、小銭入れの中やポーチに入れるなど、持ち歩きする際には決めた場所に入れると紛失しにくくなります。
また、鍵をかけたらすぐにしまうことを習慣づけると、鍵を落としたり、かけ忘れや入れ忘れも防げます。
対処法3.スマートタグ(紛失防止タグ)をつける
落としたことにすぐ気づけるので、電動アシスト自転車の鍵にスマートタグ(紛失防止タグ)をつけるのも有効です。
スマートタグをつけたまま一定の距離(30~60m)を離れると、スマートタグ自体が音を出したり、スマホに通知が来て知らせたりしてくれるので早めの対処ができます。
また、GPSがついていて、落とした場所がアプリで確認できるスマートタグも便利です。
スマートタグにはキーホルダー型やカード型、シール型など、オシャレでスタイリッシュなものが多いので、自分の好みや用途に合ったものを探すのも楽しいかもしれません。
対処法4.持ち歩き不要な鍵にする
そもそも鍵の持ち歩きを不要にすることもできます。鍵を携帯しなくて済むタイプであれば、鍵を無くす心配もありません。
持ち歩き不要な鍵には、どのようなタイプがあるのかを見てみましょう。
ダイヤル式
あらかじめ暗証番号を決めておき、ダイヤルを暗証番号に合わせて開錠する「ダイヤル式」タイプの鍵であれば持ち歩き不要です。
ただし暗証番号を忘れてしまうと開錠できなくなるので、忘れないような番号にするか控えておくかしておくのがよいでしょう。
また0000や1234のような番号だと推測されやすいので、盗難防止のために推測されにくい番号にするのがおすすめです。
スマートロック
指紋認証で開錠できたり、スマホと連携して近づくだけで開錠したりできる「スマートロック」の鍵も持ち歩き不要で便利です。
指紋認証タイプのスマートロックは、指紋をかざすだけで開錠できるので何も持ち歩きたくない時に最適です。
軽くて持ち運びやすいワイヤーロックや、切断されにくく盗難防止効果が高いU字ロック、やつなげる範囲が広いチェーンロックなどのタイプがあります。
ただ濡れていたりケガをしていると指紋を認識しない場合があるので、複数の指紋を認識できるものやスマホ連携もできるものが安心です。
まとめ
電動アシスト自転車の鍵を無くした時の開け方や対処方法、紛失防止方法を紹介してきました。
自転車の鍵を無くしたら、まずは落ち着いて直前の行動を思い出したり、スペアキーが用意できるか考えてみましょう。
鍵を壊す場合は、電動アシスト自転車を購入した販売店や近くの販売店に依頼し、その後新しい鍵をつけてもらうのがおすすめです。
決めた場所に保管したり、スマートタグ(紛失防止タグ)をつけたり、ダイヤル式やスマートロックなどにすると紛失を防げます。
自転車の鍵をなくさないよう、自分に合った方法を選びましょう。