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自転車保険

京都市・京都府の自転車保険の義務化へ向けて準備しなければいけないこととは?

いよいよ京都市・京都府で2018年4月1日より自転車保険の義務化がはじまりますが、「まだ自転車保険の義務化を決めていないところもあるのに、どうして京都市・京都府は義務化がはじまるのだろう?」と疑問に思う人も多いかもしれません。そこで今回は京都市が自転車保険を義務化することになった背景と詳しい条例の内容と要約、そして義務化へ向けて私たちが準備しなければいけないことについてお話していきます。

 

 

京都市で自転車保険が義務化される背景とは?

京都府警察が発表している京都府の平成27年中、全交通事故の発生件数は9,328件です。そのうち自転車が関係している交通事故は1,916件になっています。

なんとこれは”5件に1件が自転車に関係する交通事故”が発生しているという結果です。すべての交通事故の2割を超えていると考えると、非常に高い確率と言えるでしょう。

さらに自転車が関係する事故の地域別発生件数に目を通すと、下記のようになっています。

 

  • 京都市 1,404件
  • 山城地域 347件
  • 南丹地域 54件
  • 中丹地域 81件
  • 丹後地域 30件

※上記の件数は平成27年度のものです。

 

この数字を見てわかるように、京都市はほかの地域に比べ、圧倒的に自転車が関係する事故が多いのです。

もちろん京都市は京都市以外の地域に比べ、人口も圧倒的に多い(平成27年の京都市の推計人口は男女合わせて1,475,183人)です。そのため自転車が関係する事故の発生件数が多くなるのも当然の結果なのですが、それでも多い件数と言えるでしょう。

また観光客が多い京都市では、自転車で街を散策するスタイルが人気です。

京都のレンタサイクル(自転車を有料で貸し出す事業のこと。長期ではなく、数時間程度の短期でのレンタルを指す)では自転車の種類が豊富で、スポーツ自転車・キッズ用自転車・子ども乗せ自転車・電動アシスト自転車などがあります。

これからさらに自転車で街を散策するスタイルが過熱してくることを考えると、どうしても自転車に関係する事故が増えてしまいます。

このような事故状況や社会状況を踏まえ、京都市は自転車保険の義務化をすることになりました。

 

条例の内容と要約について

では、京都市が定める自転車保険に関係する条例の内容とは、どのようなものなのでしょうか? ここでは条例の一部の文章を噛み砕いてご紹介します。

 

第9条 自転車を利用している人(未成年者は除く)は自らが被保険者となる自転車損害賠償保険等に係る契約に加入しなければいけない

 

  1. 保護者は監護する未成年者(例えばお子さんなど)が自転車を利用する場合、未成年者が被保険者となる自転車損害賠償保険等に係る契約に加入しなければいけない。

 

  1. 事業者は事業活動で従業者に自転車を利用させる場合、自転車損害賠償保険等に加入しなければいけない。

 

  1. 自転車貸出業者等(例えばレンタサイクルの会社など)は自転車を貸し出す場合、貸し出す自転車を利用する人が被保険者となる自転車損害賠償保険等に係る契約に加入しているかどうか確認しなければいけない。

 

このなかでも重要なポイントとして押さえておきたいのが、4番目の自転車貸出業者の項目です。

京都符・京都市にいる人はもちろんのこと、「今度、京都へ遊びに行ったときは、レンタサイクルで自転車を借りよう!」と考えている他県の人も、自転車をレンタルする場合は自転車保険に加入しておかなければ自転車を利用することができないので注意が必要です。

 

京都の人たちは具体的にどんなアクションが必要か?

京都符・京都市で自転車保険の義務化がされることはわかっています。では実際、京都符・京都市に住んでいる人たちは自転車保険の義務化に向けて、どのようなアクションを取ればいいのでしょうか?

 

「そんなの自転車保険に加入すればいいだけの話でしょ?」

 

もちろん自転車保険には加入しなければいけません。ただし、京都符・京都市では推奨している補償プランがあります。

自転車保険というのは各会社の各プランによって内容が異なります。今回の京都符・京都市の場合、下記の条件を満たしている補償プランを推奨しています。

 

  • 賠償責任補償限度額(対人)が1億円以上
  • 示談交渉サービス付き
  • 賠償補償の対象となる後遺障害の制限なし
  • 何歳でも加入できる保険

 

すでに自転車保険に加入している人も上記の条件を満たしているかどうか、一度、確認してみましょう。

 

もちろん、どの補償プランにするのかは個人の自由なのですが、上記の条件というのは市民がどういう補償プランがふさわしい内容なのかわからないという意見が出たこともあり、議論の結果、出された条件です。

 

あまりにも安い補償プランにしてしまうと、実際に自転車事故を起こした場合、補償プランの内容では満足いかない結果になることも十分に考えられます。

 

とくに問題がない人は京都符・京都市で推奨している補償プラン内容を満たしている自転車保険に加入するのが良いでしょう。

 

損害保険会社等と締結されたの協定について

「うーん。自転車保険の各会社の各プランを細かくチェックするのは面倒くさいなぁ……」

このような人たちのために京都市のサイクルサイトでは京都市協定保険締結保険一覧というものを情報提供しています。

これは簡単に説明すると、必要な補償内容を満たしている会社のプランを紹介しているというものです。

つまり、下記の自転車保険のプランを契約すれば、問題ないということになります。

 

  • 京都自転車保険プラン(タフ・ケガの保険)
  • サイクルパートナー/あさひオリジナル自転車保険
  • サイクル安心保険(自転車総合保険)
  • eサイクル保険
  • @さいくる
  • 自転車保険制度「京サイクル」
  • 京都自転車安心プラン
  • 京都 BiSPAサイクル会員

 

自分で自転車保険のプランを選ぶのが面倒だという人は京都市協定保険締結保険一覧から選ぶといいでしょう。

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