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自転車保険

ウーバーイーツの配達員におすすめの保険3選|契約時の注意点も解説

ウーバーイーツの配達員として働いているけど、何か保険に入っていたほうがいい?」

「ウーバーイーツの配達員におすすめの保険はある?」

このように思ったことはありませんか?

ウーバーイーツでは自転車を使う以上、万が一の自転車事故に備えることが必要です。

本記事では、ウーバーイーツの配達員におすすめの保険を3つご紹介します。

ウーバーイーツ以外にも、menu(メニュー)・出前館・Wolt(ウォルト)・OniGO(オニゴー)といったフードデリバリーの配達員をしている方にも必見の記事です。

保険を契約する際の3つの注意点もまとめたので、保険選びで失敗しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。

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ウーバーイーツによる事故件数は3ヶ月で32件

ウーバーイーツ配達員の労働組合「ウーバーイーツユニオン」の調査によると、2020年1月から3 月までの約3ヶ月間で、事故件数は32件でした。

フードデリバリーのように、仕事中の自転車が関係する交通事故は、増加傾向にあります。2020年の1~9月では475件の事故が発生し、2019年の同じ時期より61件増えました。

このように、自転車事故の総数が2割減っている一方で、仕事中の自転車による事故は増加しています。

2020年から流行した新型コロナウイルス感染症の影響で、フードデリバリーを利用する人が増えたことが背景にあると考えられています。

ウーバーイーツ配達員は保険への加入がおすすめ

ウーバーイーツの配達員は、保険に加入することをおすすめします。なぜなら仕事中の事故に対しては、自転車保険が適用されないためです。

通常の自転車保険の適用範囲は「日常の事故」に限定されます。しかし、配達中に起きる事故は「業務中の事故」のため、自転車保険が使えません。

そのため、日常と業務中の両方に備えた保険への加入が必要です。

補償内容は足りている?ウーバーイーツで加入できる保険について

ウーバーイーツでは配達員向けに、独自の保険「配達パートナー向けサポートプログラム」を用意しています。

「配達パートナー向けサポートプログラム」に関して、下記のとおりお伝えします。

  • ウーバーイーツの保険の内容は2つ
  • ウーバーイーツの保険の3つの注意点
  • 業務時間外の保険は自転車保険が必要

それぞれ解説します。

ウーバーイーツの保険の内容は2つ

ウーバーイーツが提供している保険「配達パートナー向けサポートプログラム」は、大きく下記2つの補償があります。

対人・対物賠償責任の補償・他人を死傷させたり他人の物を壊したりした場合に発生する損害賠償責任を補償・配達中に生じた事故で適用
傷害補償・配達員自身がケガをしたときに補償・配達中や配達完了から15分以内に発生した事故に対して適用

「配達中」とは、配達員が配達リクエストを受けた時点から、配達が完了もしくはキャンセルされるまでの間を指します。

なお、該当する配達手段は下記のとおりで、自転車に限定されていません。

  • 自転車
  • 原付バイク
  • バイク
  • 軽自動車
  • 徒歩

ウーバーイーツの保険の加入に、事前申し込みや料金の支払いは不要です。万が一事故を起こしてしまったときは、専門のチームが対応にあたってくれます。

ウーバーイーツの保険の3つの注意点

ウーバーイーツの保険「配達パートナー向けサポートプログラム」は、下記の3点に注意が必要です。

  1. ウーバーイーツの保険は「配達中」のみ適用
  2. 示談交渉サービスがついていない
  3. 自転車本体の損害は補償対象外

注意点をそれぞれ解説します。

注意点①ウーバーイーツの保険は「配達中」のみ適用

まず注意すべきなのは、ウーバーイーツの保険は下記のとおり「配達中」のみ適用される点です。

本プログラムは、自転車・原付バイク・バイク・軽自動車を利用する Uber Eats 配達パートナーが、配達リクエストを受諾した時点から、配達が完了またはキャンセルされるまでの間に生じた事故に対して適用されます。
引用:Uber Eats 配達パートナー向けサポートプログラム

例えば、帰宅中や配達リクエストを待っている間などは、保険が適用されません。

業務時間外の自転車事故に備え、自分で別途、自転車保険に加入する必要があります。

注意点②示談交渉サービスがついていない

ウーバーイーツが用意している保険には、示談交渉サービスが付いていないことも認識しておきましょう。

示談交渉とは、事故やトラブルが発生した際に、話し合いで解決を図ることをいいます。当事者同士で話し合って、示談の条件や金額にお互いが納得したら、示談交渉は完了します。

ただ、示談書の作成や示談金の決定は、素人には困難です。

そのため、示談交渉を行う場合は、保険に付帯している示談交渉サービスを利用して、保険会社に対応を任せたいところです。

しかし、業務中に関しては、ウーバーイーツの「配達パートナー向けサポートプログラム」や各保険で、示談交渉サービスが付いていません。万が一事故を起こした場合は、自分で示談をするか、弁護士への依頼が必要です。

注意点③自転車本体の損害は補償対象外

自転車の損害は、補償の対象外であることにも注意しましょう。

下記にも記載のとおり、ウーバーイーツの「配達パートナー向けサポートプログラム」は、配達員が所有する自転車が破損しても、補償されません。

本プログラムによる補償は、自動車損害賠償責任保険および、その他任意の保険に基づいて支払われる第三者賠償責任を補償するものではありません。
ご自身の所有物、例えば自転車・バイク等の損害は補償の対象外となります。
引用:Uber Eats 配達パートナー向けサポートプログラム

上記のとおりウーバーイーツの補償内容は「対人・対物賠償責任の補償」や「傷害補償」に限定される点を、認識しておきましょう。

業務時間外の保険は自転車保険が必要

業務時間外の事故をカバーするためには、自転車保険へ加入するのがおすすめです。自転車保険では、日常生活で発生した事故を補償してくれます。

なお、業務時間外に適用される保険は、すでに加入している保険の特約を付帯すればOKな場合もあります。

例えば、火災保険や自動車保険には、個人賠償責任を補償する特約を付帯できるものがあります。

新規で自転車保険を契約する前に、すでに加入している保険の特約でカバーできないか、一度チェックしてみましょう。

ウーバーイーツ配達員におすすめの自転車保険3選

ウーバーイーツの配達員におすすめの自転車保険は、下記の3つです。

  1. 東京海上日動「eサイクル保険」
  2. 楽天損保「サイクルアシスト」
  3. 三井住友海上「ネットde保険@さいくる」

それぞれの保険を紹介します。

①東京海上日動「eサイクル保険」

東京海上日動「eサイクル保険」では、日常生活の賠償事故を1億円まで補償し、自身がケガを負った場合の補償があります。

示談交渉サービスが付いているので、事故を起こした場合の示談交渉は、東京海上日動が対応してくれます。

本人型のスタンダードプラン(Bプラン)を一括払いした場合、ひと月当たりの保険料はおよそ358円です。

なお、個人賠償責任がないプランを選ぶことも可能です。もし個人賠償責任補償が不要な場合は、東京海上日動の保険をおすすめします。

②楽天損保「サイクルアシスト」

楽天損保「サイクルアシスト」も、賠償責任を1億円まで補償してくれ、自分が事故でケガをした場合も補償します。

示談交渉サービスが付いており、楽天損保に示談交渉を任せることが可能です。

個人プランの「基本タイプ」であれば、年間の保険料は3,000円のため、ひと月当たりの金額に換算すると250円になります。

楽天損保「サイクルアシスト」最大の特徴は、楽天ポイントを貯めたり使ったりできることです。日頃から楽天ポイントを利用している方は、楽天損保「サイクルアシスト」への加入をおすすめします。

③三井住友海上「ネットde保険@さいくる」

三井住友海上「ネットde保険@さいくる」では、すべてのコース共通で賠償責任を最大3億円まで補償します。

事故での自身のケガを補償や、示談交渉サービスが付いている点は、東京海上日動や楽天損保と同じです。

保険料は本人型の最安コース(Cコース)で、ひと月当たりおよそ258円になります。

賠償責任の補償金額はなるべく高いほうがいいと思う場合、三井住友海上の保険を選ぶと安心です。

補足:ウーバーイーツ配達員は労災保険に入ることも可能

自転車保険以外の備えとして、フードデリバリーを対象にした一人親方労災保険組合が提供している労災保険があります。

ウーバーイーツに限らず、menu(メニュー)・出前館・Wolt(ウォルト)

・OniGO(オニゴー)なども対象です。

療養補償や休業補償などがついており、労働災害で働けなくなってしまった場合に補償が受けられます。

副業でも加入できるので、気になる方はぜひ詳細をチェックしてみましょう。


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まとめ

ウーバーイーツの配達員は、ウーバーイーツ提供の「配達パートナー向けサポートプログラム」だけに頼るのではなく、自転車保険に入ることをおすすめします。

「配達パートナー向けサポートプログラム」は、配達中の事故のみカバーするため、帰宅途中や待機中の事故は対象外になってしまうためです。

自転車保険に加入する際は、示談交渉サービスが付いているかも確認のうえ、契約しましょう。

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この記事を書いた人

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波風みほ

主に税金や保険などの記事を書く、マネー系のライター。 これまでに保険系メディアで保険関連の記事を50本ほどの執筆経験があります。 実際に自転車・自動車保険を含めた保険全般を見直し、年間10万近くの保険料を抑えました。

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