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自転車のお悩み

子供乗せ電動自転車のチャイルドシートの選び方とおすすめ9選

子供乗せ電動自転車は便利なアイテムですが、使い方を間違えたり知識がないと事故を起こしてしまう可能性があります。

事故を予防するには、事前に子供乗せ電動自転車が起こしてしまいがちな事故や注意点、安全なチャイルドシートの選び方を知っておくと安心です。

この記事では、「安全に乗れて子供をしっかり守れるチャイルドシートを選びたい」という方のために、安全なチャイルドシートの選び方と、子供を守るための安全対策を紹介します。

子供乗せ電動自転車のチャイルドシートと子供乗せ電動自転車のおすすめも紹介するので、参考にしてくださいね。

子供乗せ電動アシスト自転車とチャイルドシートの事故や注意点

子供乗せ電動アシスト自転車とチャイルドシートは、安全性を考えて選んだり使ったりしないと、思わぬ事故を招いてしまうかもしれません。

ここでは実際に起きた事故や、子供乗せ電動アシスト自転車を運転する上で気をつけたい注意点を紹介します。

子供乗せ電動アシスト自転車の事故例

子供乗せ電動アシスト自転車の事故は、年間1,000件ほど起こっており、そのうち約200件は救急搬送されるほどの事故です。

大きく分けると、子供乗せ電動アシスト自転車の事故は「走行中」「停止中」の2種類です。

具体的な事故例をいくつか紹介します。

【子供乗せ電動アシスト自転車に乗るときの事故例】

・雨の日にマンホールなどの上で滑って転倒
・走行中にバランスを崩して転倒
・駐輪場でスタンドを立てて駐車し、子供を乗せたまま目を離して転倒
・子供を乗せたり降ろしたりした時に転倒

雨など天候の悪い日は、マンホールの上や側溝のふたの部分など濡れている道路以外でも滑りやすいので危険です。

カーブを曲がり切れなかったり、子供の重さに耐えきれずふらついてしまって走行中に転倒したりするケースもあります。

また、スタンドを立てて停止中に子供を乗せたままその場を離れた時や、子供が勝手に乗り降りした時に転倒する事故も起こります。

参考:消費者庁|幼児同乗中の電動アシスト自転車の事故に係る事故等原因調査について(経過報告) より

子供乗せ電動アシスト自転車に乗る時の注意点

子供乗せ電動アシスト自転車を安全に使うためには、下記5つの点にご注意ください。

【子供乗せ電動アシスト自転車に乗るときの注意点】

1.雨の日や風の日など天候が悪い日の運転に注意する
2.停車したまま子供から目を離さないようにする
3.転倒に備えてヘルメットやチャイルドシートの装着をしっかりしておく
4.電動アシスト自転車の車体は重く子供が乗ればさらに重みが増すので、ふらつきに注意
5.ブレーキやタイヤなど定期的に自転車の点検をする

1.天候が悪い日の運転

1つ目は天候の悪い日における運転です。

天候の悪い日は視界が悪くなりますし、雨風の影響を受けて滑ったりふらついたりするので要注意です。

あらかじめ水はけの悪い滑りやすそうな道は避けるなどの事前チェックや、自転車の使用時間を最小限にするのがおすすめです。

2.停車時に子供から目を離さない

2つ目は停車時における注意点です。

停止中は短時間であっても、子供を自転車のチャイルドシートに乗せたままその場を離れてはいけません。

子供が乗ったまま電動アシスト自転車が転倒してしまう事故も起こっているので非常に危険です。

3.ヘルメットやチャイルドシートの装着

3つ目はヘルメットやチャイルドシートの装着について。

万が一の転倒に備えてヘルメットやチャイルドシートをしっかり装着することが大事になります。

4.車体の重さ

4つ目は電動アシスト自転車の重さです。

電動アシスト自転車は車体自体が重く20Kgを超え、子供を乗せるとさらに重くなり、一般の自転車よりもふらつきやすく、慣れが必要です。

バランスを取るのが難しいので、最初のうちは車や人通りの少ない場所で練習したほうがよいでしょう。

5.こまめなメンテナンスを

5つ目は電動アシスト自転車のメンテナンスについてです。

子供を乗せて運転するので、ブレーキやタイヤの状態などが良好か定期的に自転車点検をするのがおすすめです。

自宅近くで点検してくれる自転車販売店などを調べておくと、スムーズに対応できます。

以上のように、子供乗せ電動アシスト自転車に乗るときには安全に運転できる対策をした上で、操作性の高い電動アシスト自転車や、しっかり子供を守れるチャイルドシートがあると安心です。

続いて子供を守る安全なチャイルドシートの選び方を紹介していきます。

子供乗せ電動アシスト自転車のチャイルドシートの選び方

子供乗せ電動アシスト自転車のチャイルドシートには、前乗せ(フロント)タイプと後ろ乗せ(リヤ)タイプがあり、それぞれ機能が異なります。

チャイルドシートの特徴と安全なチャイルドシートの選び方を解説しましょう。

前乗せチャイルドシートの特徴

前乗せチャイルドシートは前に子供を乗せるタイプのチャイルドシートで「フロントチャイルドシート」とも呼ばれます。

【前乗せチャイルドシートの特徴】

・前に乗せるので子供の様子が分かりやすい
・低年齢向き
・ハンドルと一体型のタイプのものと後付けのものがある

前乗せチャイルドシートは前に子供を乗せるため、子供の様子が分かりやすく1~4歳未満の低年齢の幼児に向いています。

乗せられる目安として身長は100㎝以下、体重は15kg以下です。

ハンドルと一体型のチャイルドシートはペダルをこぎやすく、後付けのチャイルドシートより安定しています。

ただ後付けはできず、子供を乗せる時は前カゴとして使用できません。

後付けの前乗せチャイルドシートは、後から付けるか付けないか選択でき、前かごが使えます。

しかしペダルをこぐときに、チャイルドシートに足が当たって邪魔だったり、人によってはふらつきやすい場合もあります。

後ろ乗せチャイルドシートの特徴

後ろ乗せチャイルドシートは、後ろに子供を乗せるタイプのチャイルドシートで「リアチャイルドシート」とも呼ばれます。

【後ろ乗せチャイルドシートの特徴】

・6歳くらいまで長期間使える
・安定しているので運転しやすい
・風を受けにくい

後ろ乗せチャイルドシートは、2~6歳未満まで長期間使うことができます。

乗せられる目安として身長は115㎝以下、体重は22kg以下です。

ハンドル操作に影響する前乗せチャイルドシートと比べると安定しているので、ふらつきにくく運転しやすい形状です。

前カゴが使えて、後ろに乗る子供は風を受けにくいのもメリットです。

後ろを振り返らないと子供の様子を確認できないので、ある程度落ち着いて自転車に乗れるころがよいでしょう。

安全なチャイルドシートの選び方

2種類のチャイルドシートの特徴を押さえた上で、安全なチャイルドシートを選ぶポイントを4つご紹介します。

【安全なチャイルドシートの選び方】

・ヘッドレストが付いているか
・ベルトは5点で固定できるかどうか
・安全性の証明「SGマーク」が付いているか
・子供を2人乗せる場合は「幼児2人同乗基準適合車」であるかどうか

1.ヘッドレストの有無

1つ目はチャイルドシートにヘッドレストが付いているかどうかです。

チャイルドシートにはヘッドレストがついているものとついていないものがあり、ヘッドレスト付きのほうが価格が高い傾向にあります。

へッドレストは子供の頭と首を守り、衝撃を緩和する役割があるので、重要な付属品です。

へっドレストを選ぶ際は、ぐるっと頭の周りを囲むような深い形状で、子供の成長に合わせて高さを調整できるものや、衝撃吸収パッドがついているものもおすすめです。

2.ベルトは5点で固定できるか

2つ目はベルトが5点で固定できるかどうかです。

シートベルトの5点ベルトは子供の体をしっかり固定できる特徴があります。

また、チャイルドシートには3点ベルトもあり、5点ベルトよりも付け外しがしやすくなります。

安全面を考慮すると5点ベルトのほうがおすすめですが、3点ベルトに比べると取り外しにくい点にはご注意ください。

3.SGマークの有無

3つ目は「SGマーク」が付いているかどうかです。

SGマークとは「Safe Goods (安全な製品)」を意味しており、強度や耐久性など安全性を証明しています。

チャイルドシートを選ぶ時に、SGマークが付いているかを確認してみましょう。

4.幼児2人同乗基準適合車であるかどうか

4つ目は「幼児2人同乗基準適合車」であるかどうかです。

子供を2人乗せられる自転車は幼児2人同乗基準適合車のみであるため、子供2人を乗せる可能性がある場合は「幼児2人同乗基準適合車」を選びましょう。

子供乗せ電動アシスト自転車のチャイルドシートおすすめ6選

チャイルドシートの選び方について押さえた上で、「それでは具体的にどのチャイルドシートを選べばいいの?」と気になる方も多いでしょう。

実際に子ども乗せ電動アシスト自転車に使用する、おすすめのチャイルドシートを紹介します。

※ヘッドレストの有無やベルトの固定数は、2022年9月時点における各社公式サイトの写真および動画にて確認した情報です。

前乗せチャイルドシート3選

①OGK ヘッドレスト付フロントベビーシート“グランディア

(画像のタップで詳細を閲覧できます)

360度ぐるっと子供の頭を守るヘッドレストは国内最大級の守備範囲。

しっかりフィットして固定する5点式シートベルト、足を守るフットガード、無段階調整できるヘッドレストなど機能性抜群です。

メーカーOGK
価格19,800円(税込)
適応年齢・身長・体重1歳~4歳未満、100cm以下、15kg以下
ハンドル一体型or取り付け型取り付け型
ヘッドレストあり
5点ベルトor3点ベルト5点
SGマークあり
その他(取り付けやすさや乗せ下ろしのしやすさなど)ハンドルに後付けできるので、自転車購入後でも取り付けやすい

※価格は税込み(メーカー希望小売価格)

②OGK コンフォートフロントベビーシート

(SHAREをタップすれば詳細を閲覧できます)

側頭部をしっかり守り高さ調節ができるヘッドレストや、5点式シートベルト、3段階調節できるフッドレストなどの機能があります。

メーカーOGK
価格10,461円(税込)
適応年齢・身長・体重1歳~4歳未満、100cm以下、15kg未満
ハンドル一体型or取り付け型取り付け型
ヘッドレストあり
5点ベルトor3点ベルト5点
SGマークあり
その他(取り付けやすさや乗せ下ろしのしやすさなど)ハンドルに後付けできるので、自転車購入後でも取り付けやすい子供を乗せない時は、前に倒すことで省スペースに

※価格は税込み(メーカー希望小売価格)

③ブリヂストン ルラビーデラックス(フロント用)

(SHAREをタップすれば詳細を閲覧できます)

衝撃吸収性が高いクッション素材を使用しており、ヘッドレストは高さ調節可能です。

バックルはステンレス素材でできているので耐久性に優れています。

フットレストは2段階の高さ調節可能です。

メーカーブリヂストン
価格17,633円(税込)
適応年齢・身長・体重1歳~4歳未満、70cm以上100cm以下、8kg以上15kg以下
ハンドル一体型or取り付け型取り付け型
ヘッドレストあり
5点ベルトor3点ベルト3点
SGマークあり
その他(取り付けやすさや乗せ下ろしのしやすさ、特記事項など)ヘッドレストの高さ調節は指をはさみにくい安心設計

※価格は税込み(メーカー希望小売価格)

後ろ乗せチャイルドシート3選

①OGK グランディアプラス

(画像のタップで詳細を閲覧できます)

両腰のあたりに取り外しが可能なセーフティパッドが装着できます。

ヘッドレストは無段階高さ調整、フッドレストは2段階の高さ調整ができます。

万が一の転倒に備えた270度ぐるっと頭を守るヘッドガード、足をしっかり守るアラウンドフットガードなど機能性が高く安心です。

メーカーOGK
価格31,625円(税込)
適応年齢・身長・体重1歳以上小学校就学前まで、115cm以下、20kg以下もしくは22kg以下(リヤキャリヤの種類による)
ハンドル一体型or取り付け型取り付け型
ヘッドレストあり
5点ベルトor3点ベルト5点
SGマークあり
その他(取り付けやすさや乗せ下ろしのしやすさ、特記事項など)マグネットバックルで素早くシートベルトの装着ができる

※価格は税込み(メーカー希望小売価格)

②OGK リヤキッズシート グランディア

(画像のタップで詳細を閲覧できます)

転倒時でも頭を守る「トリプルヘッドガード」搭載のヘッドレストは、270度頭を覆っています。

可動式のヘッドレストと2段階調節のフットレストは子供の成長に対応できます。

5点式のシートベルトと、子供にフィットするシートベルトでしっかり子供を固定して守ります。

メーカーOGK
価格25,300円(税込)
適応年齢・身長・体重1歳~小学校就学前まで、115cm以下体重20kg以下もしくは体重22kg以下(リヤキャリヤの種類による)
ハンドル一体型or取り付け型取り付け型
ヘッドレストあり
5点ベルトor3点ベルト5点
SGマークあり
その他(取り付けやすさや乗せ下ろしのしやすさ、特記事項など)自立式のバックルで、シートベルトが装着しやすい

※価格は税込み(メーカー希望小売価格)

③ブリヂストン ルラビーデラックス2(リヤ用)

(SHAREをタップすれば詳細を閲覧できます)

安心・安全が保証されたSGマークが付いています。

5点式シートベルトと金属の固定バックルがしっかり子供を守ります。

安全さと乗りやすさを兼ね備えたモデルです。

メーカーブリヂストン
価格25,058円(税込)
適応年齢・身長・体重1歳~小学校就学前まで、70cm以上115cm以下、8kg以上22kg以下
ハンドル一体型or取り付け型取り付け型
ヘッドレストあり
5点ベルトor3点ベルト5点
SGマークあり
その他(取り付けやすさや乗せ下ろしのしやすさ、特記事項など)「リクライニング板」で乗車スペースの変更ができる

※価格は税込み(メーカー希望小売価格)

チャイルドシート付き子供乗せ電動アシスト自転車のおすすめ3選

「最初からチャイルドシートが付いてくる自転車が欲しい!」

そう考えている方向けに、チャイルドシート付き子供乗せ電動アシスト自転車のおすすめを3つ紹介します。

①ヤマハ PAS Babby un SPリヤチャイルドシート標準装備モデル

(画像のタップで詳細を閲覧できます)

ヘッドレストにはヘルメットに使用されるほどの衝撃吸収材を使用し、頭部を270度包み込みます。

前乗せはすっぽり包む込む「繭型」のチャイルドシートで、胸まで隠れるので小さい子供に安心です。

車輪の巻き込みや車の接触から足を守るフットレストもおすすめです。

メーカーヤマハ
価格165,000円(税込)
適応年齢・身長・体重1歳~就学前まで、115cm以下、21.8kg以下
ハンドル一体型or取り付け型取り付け型で後ろ乗せ(リヤ)チャイルドシートが標準装備
ヘッドレストあり
5点ベルトor3点ベルト5点
幼児2人同乗基準適合車
BAAマークなし
その他(取り付けやすさや乗せ下ろしのしやすさ、特記事項など)幅が狭いキャリアで子供がまたぎやすく、乗せ降ろしがしやすい

※価格は税込み(メーカー希望小売価格)

②パナソニック ギュット・クルーム・EX

(画像のタップで詳細を閲覧できます)

育児用品のcomb(コンビ)と共同開発したチャイルドシートには、頭部に衝撃吸収素材「エッグショック」が搭載されています。

強い日差し対策にサンシェードがついているのも魅力的です。

メーカーパナソニック
価格197,000円(税込)
適応年齢・身長・体重1歳~4歳未満、100cm以下、15kg以下
ハンドル一体型or取り付け型ハンドル一体型で前乗せ(フロント)チャイルドシートが標準装備
ヘッドレストあり
5点ベルトor3点ベルト5点
幼児2人同乗基準適合車
BAAマーク
その他(取り付けやすさや乗せ下ろしのしやすさ、特記事項など)簡単にシートベルトの調節が可能

※価格は税込み(メーカー希望小売価格)

③ブリヂストン ビッケ ポーラー e

(画像のタップで詳細を閲覧できます)

適応身長138cmからと小柄な方でも乗車しやすいモデルで、5点式のシートベルトがしっかり子供を固定します。

前乗せチャイルドシートは安定して走りやすい設計で、後ろ乗せチャイルドシートは別売りです。

メーカーブリヂストン
価格190,000円(税込)
適応年齢・身長・体重1歳~4歳未満、100cm以下、15kg以下
ハンドル一体型or取り付け型ハンドル一体型(フロントチャイルドシートが標準装備)
ヘッドレストあり
5点ベルトor3点ベルト5点
幼児2人同乗基準適合車
BAAマーク
その他(取り付けやすさや乗せ下ろしのしやすさ、特記事項など)チャイルドシートの位置が低く、乗せ下ろしがしやすい

※価格は税込み(メーカー希望小売価格)

まとめ

子供乗せ電動アシスト自転車のチャイルドシートの選び方と、おすすめのチャイルドシートや電動アシスト自転車を紹介してきました。

子供乗せ電動アシスト自転車は忙しい子育て期に大活躍するものの1つですが、使い方を間違えると事故を招いてしまう危険性も。

事前にどんな事故が起こりやすいのかを知り、予防と対策をしておくのがおすすめです。

子供乗せ電動アシスト自転車のチャイルドシートは万が一の事故に備えて、安全性の高いものを選んで子供をしっかり守りましょう。

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この記事を書いた人

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加藤しほ(子育て・教育系webライター)

2児の母。「進学カウンセラー」として7年の勤務経験があり、1,500人以上の生徒・保護者と面談をしていました。 子供乗せ電動自転車は7年愛用しており、子供の送迎など毎日使っているので必需品です。子供や保護者の目線に立った、わかりやすい記事作成を心がけています。

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