「電動アシスト自転車を購入したいけれど、寿命が気になる」
「なるべく長期間電動アシスト自転車に乗れるコツって?」
子供が大きくなるまで使う大切な子育てアイテムの1つ「電動アシスト自転車」。
なかなか高価なので、できるだけ長く使えるようにしたいところですよね。
この記事では「電動アシスト自転車を購入したいけれど何年乗れるか分からない」方のために、電動アシスト自転車の寿命と、長く乗るためのメンテナンス方法を紹介します。
電動アシスト自転車で壊れやすい部分も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
電動アシスト自転車の寿命(耐久年数)はどのくらい?
電動アシスト自転車の寿命は8~10年ほどです。
電動アシスト自転車の部品ごとに寿命は違い、使用頻度や保管している環境なども寿命に影響します。
タイヤやブレーキの消耗、バッテリーの寿命、自転車のフレーム本体の歪みなど、それぞれのタイミングで不具合が出たり寿命になったりします。
<電動アシスト自転車の部品の寿命>
自転車の部品 | おおよその寿命 |
タイヤ | 3年 |
ブレーキ | 2~3年 |
バッテリー | 3~4年 |
フレーム | 10年以上 |
電動アシスト自転車の寿命で買い替える時のポイント
それぞれのパーツの寿命を押さえたところで、電動アシスト自転車を買い替える時のポイントを解説します。
買い替えポイント①電動アシスト自転車のフレームの損傷
タイヤやブレーキ、バッテリーは交換が可能ですが、電動アシスト自転車のフレームは修理・交換ができません。
運転に支障がでるほどの損傷をフレームが受けている場合は、買い替えることになります。
買い替えポイント②複数の箇所に不具合が出て修理や交換が必要な時
一部の部品の交換だけではなく、修理や交換が複数必要な時は、見積りの価格次第で新しく購入したほうがよいかもしれません。
また、メーカー側で生産を終了している場合、部品の取り寄せができなくて買い替えになることも。
その場合も新しいものを購入することになります。
買い替えポイント③電動アシスト自転車のバッテリーの寿命
バッテリーの寿命は3~4年ほどで、700~900回ほどの充電が可能と言われています。
充電してもすぐにバッテリー切れになって、不便に感じるようになったら買い替え時です。
3~4万円ほどでバッテリーのみを単品購入でき、新しいバッテリーに交換できます。
バッテリーを一度交換し、再度購入する必要が出てきた場合は、他の部分も劣化している可能性もあるので、電動アシスト自転車本体の購入を視野に入れてもよいでしょう。
電動アシスト自転車の壊れやすい部分
次にお伝えするのは、電動アシスト自転車の壊れやすい部分についてです。
壊れやすい部分を事前に知っておけば、買い替える前に意識が向くため、気をつけて電動アシスト自転車を使うことができます。
壊れやすい部分①タイヤ
使用頻度、移動距離にもよりますがタイヤの摩耗、空気が少ないと自転車のタイヤは壊れやすくなります。
電動アシスト自転車の車体は重い上に、子供を乗せて走るので普通の自転車よりもタイヤにかかる負担がかなり増えます。
タイヤの空気が少ないと自転車の走りが重くなり、バッテリーの消費も激しくなることも。
電動アシスト自転車での故障経験を持つ人は、半数ほどがタイヤのパンクを経験しています。
壊れやすい部分②ブレーキ
タイヤと同じく、重い車体に子供を乗せて走ることでブレーキの負担が大きく、消耗しやすいのも電動アシスト自転車の特徴です。
ブレーキが故障していると事故の原因になり命に関わる場合があるので、特に注意が必要です。
<注意が必要な特徴>
- ブレーキをかけると変な音がする
- とっさにブレーキをかけてもなかなか止まらない
ブレーキが消耗すると、ブレーキをかけてもすぐに止まれません。
自分では気がつかないブレーキの消耗もあるので、定期的に自転車販売店などで自転車の点検を受けたほうがよいでしょう。
自転車のブレーキの修理方法がネット上にはたくさん出ていますが、自転車販売店でプロにまかせたほうが安心です。
ブレーキの調整は店舗ですぐに対応してくれます。
壊れやすい部分③変速機
電動アシスト自転車のハンドルのグリップ部分でギアチェンジ(変速する)ができます。
しかし無理なギアチェンジは変速機の故障を引き起こすことも。
走行中、無理にギアチェンジをすると、変速機が故障する原因になります。
壊れやすい部分④チャイルドシートのネジのゆるみ
大事な子供を乗せるチャイルドシートのねじのゆるみにも注意しましょう。
子供が乗っている時に激しく動いてしまうと、チャイルドシートのねじがゆるむことがあります。
また、自分でチャイルドシートを取り付けた場合も、ねじのゆるみに要注意です。
電動アシスト自転車のチャイルドシートは、自転車販売店で取り付けてもらうほうが安心でしょう。
電動アシスト自転車を長持ちさせるコツ
電動アシスト自転車になるべく長期間乗るためのコツを紹介します。
長持ちさせるコツ①乗り方を工夫する
電動アシスト自転車を長持ちさせるには、乗り方を工夫するのがおすすめです。
電動アシスト自転車は、止まるかペダルをこぐのをやめてギアチェンジ(変速を変える)をします。
走行中のギアチェンジはせず、軽いギアで発進するようにしましょう。
できるだけ車体に衝撃を与えず、急停止を避けるのも長持ちする乗り方です。
長持ちさせるコツ②バッテリーの充電や保管方法を工夫する
電動アシスト自転車を長持ちさせるには、バッテリーの充電や保管方法も工夫が必要です。
バッテリーの充電回数は上限が決まっており、バッテリーの残量が0になると電池の劣化の原因になります。
なるべく充電回数を少なくしてバッテリーの残量を0にしないように気をつけるのが大事です。
またバッテリーは高温の環境に弱いので、夏場は要注意です。
長期間使わない時は充電50%の状態のまま保管し、直射日光や高温な場所は避けて保管しましょう。
長持ちさせるコツ③定期的にメンテナンスをする
定期的にメンテナンスすることで電動アシスト自転車が長持ちします。
タイヤの空気が減ってきたらこまめに空気を入れたり、定期的にタイヤに空気を入れましょう。
適切にタイヤに空気を入れることで、パンクだけではなくタイヤの摩耗やひび割れを防ぎます。
タイヤに空気をしっかり入れておくと、パンク防止になるだけではなく軽快な走行ができます。
自転車販売店で電動アシスト自転車の定期点検を依頼すると、サービスでタイヤに空気を入れてくれるのでおすすめです。
また、3~6か月ごとに自転車販売店などで定期点検を受けましょう。
タイヤのすり減りや、ブレーキの不具合など自分では気がつかない劣化や故障などに気づいてくれるのがプロの定期点検です。
定期的に点検を受ける習慣を身につけて、電動アシスト自転車をなるべく長持ちさせましょう。
まとめ
電動アシスト自転車の寿命や長持ちするコツやメンテナンス方法を紹介してきました。
電動アシスト自転車の寿命は8~10年ほどですが、自転車の各部品によってそれぞれ寿命が違います。
修理や交換など複数の部品が必要な場合は、見積りをとって新しく電動アシスト自転車を購入する場合の価格と比較しましょう。
タイヤ、ブレーキ、変速機、チャイルドシートなどは壊れやすい部分として知っておくと便利です。
また電動アシスト自転車を長持ちさせるためには、乗り方やバッテリーの保管方法の工夫、定期的な自転車点検を受けることが大切です。
電動アシスト自転車は高価ですが、忙しい子育て期にはとても便利なアイテムです。
自転車の寿命と長持ちさせるコツやメンテナンス方法を知って、最大限に活用しましょう。